岡崎英生
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岡崎英生フリーライター

1943年生まれ。早大仏文科卒。漫画編集者、原作者、週刊誌ライターをしながら、農園生活を満喫。珠玉のエッセーを書いている。「畑のおうち―クラインガルテンの12カ月」「富良野ラベンダー物語」などの著書がある。

畑に行けば必ず小さな発見や感動が待っている

公開日: 更新日:

 野菜づくりが面白くなってくると、ついあれもこれもと、いろいろな作物に手を出すようになる。しかし、そんな一時の熱もやがては冷め、自分のつくりたい野菜が自然にいくつかに絞られてくる。

 私も長野の山里に畑を借りていた頃は、多いときで年間30種類以上の野菜をつくった。しかし、今は毎年必ずつくりたいと思うのは、ほんの数種類。そのうちのひとつがトマトだ。

 今年も自宅から1キロほどのところに借りた畑で、ミニトマトを2株、大玉トマトを3株栽培している。どちらにもすでに丸いくるんとした実がつき始めているが、そのつややかな緑色の何と美しいことか。そして、あちこちに咲いているトマトたちの黄色い花の何と可愛らしいことか。雨でない限りは、私は毎日畑に通うが、それは行けば必ずこうした小さな発見や感動が待っているからだ。

 さて、これから7月、8月と夏が深まっていくと、ミニトマトも大玉トマトも連日、採れて採れてという日々がやってくる。生食だけでは、とても食べきれない。この時期、わが家で何度も繰り返し行うのはトマトペーストづくりだ。やり方はいたって簡単で、ヘタを取ったミニトマトや大玉トマトを大きな鍋に放り込み、加熱するだけ。水は加えない。加熱を始めてしばらくすると、煮崩れたトマトから驚くほど大量の水分が出てくるからだ。

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