通院による薬剤治療を保障する「くすり保険」の人気が上昇中
新型コロナで在宅ワークが進み、運動不足で体重は増え、生活習慣病になった人も多いはず。私のような中高年は特に注意しなければなりません。
年を取るほど運動不足や食生活が整っていないと、9疾病(がん、心疾患、脳血管疾患、動脈・静脈疾患、腎疾患、肝疾患、膵疾患、糖尿病、脂質異常症)になりやすくなります。
そんな病気になったときのため、医療保険に加入するのですが……。今は、医療技術の進歩により入院しても、その日数は短くなっており、日帰り手術も増えています。仮に入院しても、公的医療保険でほとんどまかなうことができます。民間の医療保険を無駄に払っている人が多いのです。
都内在住の樺山武夫さん(65歳・仮名)は、「入院は1日だけでした。毎月8000円も払い込んで医療保険に加入していましたが、入院費は5日目からしか出ません。無駄でした。今は薬代だけで月1万円も払っていて、保険は下りません」と嘆きます。
樺山さんのように薬代が負担になっている人は多いのです。がんの場合、平均で月に6万円以上、心疾患、糖尿病などでも月2万円前後の薬代を払っています。