今夏にはコロナが“ただの風邪”になっている可能性も…感染症の専門家が見解

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沖縄県は6日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の980人前後になる見通しと発表した。オミクロン株の流行で、再び全国的にコロナ感染者が増加し、医療のひっ迫が懸念されている。毎年流行する季節性インフルエンザと同じ5類感染症に引き下げられるまでは現在の対策を取る必要があるためだ。今後、オミクロン株の流行が収まって“ただの風邪”となる日は来るのだろうか。

 浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫氏がこう言う。

「新型コロナウイルスも、インフルエンザ薬の『タミフル』や『リレンザ』に匹敵する、確固たる抗ウイルス薬が登場することが前提です。先日、厚労省が特例承認した米製薬大手メルク飲み薬『モルヌピラビル』は、RNAポリメラーゼという遺伝情報の複製に必要な酵素の働きを阻害し、ウイルスが増えないようにする薬です。入院や死亡リスクを30%減らすと言われますが、当初は50%程度とされていたので、データとしてはイマイチ効果を認められず、副作用も懸念しています」

 米ノースカロライナ大学の研究では、ヒトDNAに突然変異をきたし、ガンなどのリスクもあるとみられている。

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