オミクロン第6波「3月初旬ピーク」の衝撃予測! 感染爆発は2カ月続き、症状に“脳の霧”も

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 オミクロン株の感染拡大が止まらない。4日は、奈良県と群馬県がオミクロン株の市中感染を確認。国内初確認から約1カ月で、日本のあちこちに飛び火してしまった。“入り口”を迎えた第6波は、これから先、2カ月も猛威を振るい続ける恐れがある。

  ◇  ◇  ◇

 4日の全国の新規感染者数は1151人と、昨年10月以来となる1000人超を記録。4日の都内の新規感染者も昨年10月以来の151人に上り、1週間平均の新規感染者数は前週比2倍を超えた。

 今後のオミクロン株の感染拡大について「相当厳しい状況がやってくる」(愛知県の大村秀章知事)と危機感が募る中、米ワシントン大医学部の保健指標評価研究所(IHME)が日本の今後の感染状況について衝撃的な予測をしている。

 1日あたりの新規感染者数の推移を示したグラフは、3月初旬まで急激に上昇。現時点から1カ月後には約10倍、さらにそこから1カ月後の3月4日にはピークに達する見込みだ。おととしの年末に始まった第3波は昨年1月10日にピークを迎えたが、今回の第6波は今から2カ月間、感染拡大が続く可能性がある。

 さらに予測グラフは「人口の80%がマスクを使っている場合」も「新型コロナワクチンを2回接種した人が3回目接種を打ち終えた場合」も、3月4日には1日あたりの新規感染者数が現在の約25倍に上ると試算している。4日の全国の新規感染者数に基づけば、3月初旬には2万8775人に達する計算だ。感染対策やブースター接種を徹底しても、感染者が急増する恐れがある。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)がこう言う。

「米国では1日の新規感染者が100万人を突破してしまいました。市中感染が各地で確認されている日本も、感染拡大を止める術はないのではないか。1日あたり1万~2万人の感染者が出てもおかしくありません。唯一救いがあるとすれば、感染力が強くても病原性が比較的弱い可能性があるということぐらいでしょう」

英国内のオミクロン株感染者の半数に「ブレーンフォグ」

 オミクロン株について、SNS上で「ただの風邪」と楽観視する声が上がる一方、英国では気になる症状が報告されている。

 英ヘルスサイエンス企業の「ZOE」の調査によると、英国内のオミクロン株感染者の半数に主な症状として、鼻水、頭痛、倦怠感、くしゃみ、咽頭痛に加え、思考力の減退を伴う「ブレーンフォグ」(脳の霧)が見られたという。この症状になると、頭にモヤがかかったような状態になり、思考力や集中力が著しく低下するといわれている。

「ブレーンフォグ」はコロナ感染者の後遺症の特徴と指摘されてきたが、ZOEの調べでは鼻水や頭痛などと同様に「一般的な症状」として表れるという。オミクロン株はデルタ株に比べて入院や死亡リスクが低い可能性があるとはいえ、決して「ただの風邪」と侮れないのだ。

「体調を崩したときは往々にして思考力は鈍るものですが、後遺症になってしまうとなると話は別です。過剰な心配は無用ですが、感染拡大は止められないと思って行動した方がいいでしょう」(中原英臣氏)

 昨春は3月下旬から第4波に見舞われた。今から始まる第6波が今まで以上のビッグウエーブにならないよう、用心するに越したことはない。

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