旧統一教会と文科省政務三役の「緊密リスト」 第2次安倍政権以降の“毒手汚染”が一目瞭然
“汚染三役”がメスを入れられるのか──。霊感商法や合同結婚式の被害など数々の問題が再燃している旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)。改めて宗教法人としてふさわしいのかが問われているが、所轄する文科省の政務三役5人のうち、4人が旧統一教会と関わりを持っていた。旧統一教会が文科族議員を手なずけようとしていた実態を探る。
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末松文科相は先週、教会関係者によるパーティー券購入の事実を認めた。2020年、21年に計4万円分を購入していた。また、教会関連のイベントに複数回、祝電を送っていた。末松氏は「常識の範囲内で何らやましいものはない」と開き直った。
17年と19年の関連団体のイベントに出席した池田佳隆副大臣は、17年の挨拶では旧統一教会総裁の韓鶴子氏を「類いまれなリーダーシップに導かれた」と称賛している。
田中英之副大臣は2021年に国立京都国際会館で開かれる予定だった関連団体のイベント(開催されず)のチラシに世話人として名を連ねていた。本人ではないが、高橋はるみ政務官の弟である富山県の新田八朗知事は2年前の知事選で、旧統一教会からの支援を受けていたことを白状している。