立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

公開日: 更新日:

■かつてはNHKが不正経理をしていたと「週刊文春」で告発

 今や新聞、TVメディアでは、すっかり“キワモノ”扱いだが、かつては正義感にあふれた人物だった。

 最初に注目されたのは今から19年余り前の2005年4月。高校卒業後に入局したNHKで経理担当となった立花氏は02年のソルトレーク五輪の際、NHKが不正経理をしていたと「週刊文春」で告発したのだ。

 この告発で立花氏は停職1カ月の懲戒処分を命じられ、その後、退職。以降、NHK内部を知るジャーナリストとして、東京・渋谷のNHK本社の建て替えを巡る巨額の建設費問題や、局員に不祥事などが起きる度、組織の改善と再発防止などを訴えてきた。

 「パチプロ」としても有名だった。立花氏は2005年11月、日刊ゲンダイ本紙で「パチンコ副業でプラス7000万円 勝ち組の法則」という短期連載を執筆。勝利の極意についてこう書いていた。

「ボクは18歳でNHKに入局して以来、ずっとパチンコやパチスロをして副収入を得ていました。当時の上司には『おまえはここにアルバイトに来ているのか。本業はパチンコだろう』とからかわれました。実際、昨年までの19年間で、パチンコでの利益は約7000万円ほど。年間平均360万円余りです。実はパチンコで勝つことは意外に簡単で、休日に『よく回る台を開店から閉店まで(終日)粘り強く打つ』ただそれだけなのです!」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  2. 2

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  3. 3

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  4. 4

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  5. 5

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  1. 6

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  2. 7

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  3. 8

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  4. 9

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  5. 10

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」