光宙、七音、桜桜桜…「キラキラネームはつけないで!」法務省が改正戸籍法で指針したワケ

公開日: 更新日:

「光宙」「七音」「桜桜桜」──「これ、なんて読むの?」と聞きたくなるキラキラネーム。法務省は来年5月に改正戸籍法を施行する。それに向けて、16日市区町村の担当者向け説明会でキラキラネーム受理の指針を明らかにした。

「改正法では、許容できる読み仮名は『一般に認められているもの』に限られます。新生児の名前届に特殊な読み仮名があった場合、親にその根拠を示す書面の提出を求めることができます。辞書や雑誌などの資料を添付してもかまいません。自治体が判断できなければ法務局が判断しますが、これまでのキラキラはほぼ使えなくなります」(関係者)

 法務省が懸念するのは今後、戸籍をデジタル化する際に、読み仮名が多数あると、入力ミスでぐちゃぐちゃになるから。将来的にマイナンバーに紐づけするから、また国民の批判のマトになりかねない。

 ちなみに冒頭のキラキラネームの「光宙」はピカチュウ、「七音」はドレミ、「桜桜桜」はあらし。

 他にも男の子に美俺(びおれ)、行晃(いけてる)、渉愛人(ふぁいと)、雨存(あまぞん)。女の子に緒茶女(おちゃめ)、愛人(らびっと)、不思議(はてな)、永久恋愛(えくれあ)……。

 親は「かわいいから」とつけるのだろうが、年を取ってから「ピカチュウさん」はないだろう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち