「高額療養費制度」見直しに新たな火種…“がん・難病増税”に等しいのに、国家公務員は「負担上限」据え置きの可能性

公開日: 更新日:

 今国会の焦点のひとつ、「高額療養費制度」の見直しに、新たな火種だ。政府は「制度の持続性」を御旗に、がん・難病患者などのセーフティーネットとして機能している療養費制度の改悪に邁進。「がん・難病増税」に等しい自己負担の上限引き上げを画策しているが、官僚厚遇の格差は放置したままだ。

  ◇  ◇  ◇

 高額療養費制度は、医療機関や薬局での窓口負担が一定額を超えると払い戻される仕組み。長期治療中の患者は、「多数回該当」という負担軽減策の対象となる。過去12カ月以内に3回以上、月の医療費が負担上限額に達した場合、4回目から多数回該当が適用され、上限額は引き下がる。

 厚労省は10日、制度見直しへの反発を受け、全国がん患者団体連合会(全がん連)に多数回該当の一部修正を提案。上限額の超過が6回以上の場合、7回目以降をさらに引き下げるという。

 しかし、患者団体が求めているのは、制度見直しそのものの凍結。多数回該当に少し手を加えて落としどころを探ろうという、政府の魂胆はミエミエだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?