コメの詐欺サイト相談も激増…脱「ネット通販生活」を始めた人たちの深層心理

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 男と女で見えている世界が違うわけだが、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏も「女性は犯罪のリスクも気になりますよね」とこう続ける。

「たまたま不在で再配達を頼むのだって面倒ですし、ネット通販の場合、サイトのどこを探しても返品やクレームの連絡先がなかなか見つからないことあるでしょう。あれ、絶対に諦めさせようとしていますよね。その点、店舗なら返品も文句も言いやすい。だからか最近は〈直接買いに行った方がラク〉というZ世代も結構見かけます」

 前出の美咲さんは「先日、置き配が盗まれて、気持ち悪くなって脱ネット通販生活を誓ったんです。それにお店で買って〈ありがとうございました〉って言われた方が気分もアガるし、出歩いた方が知らない商品とか発見もある。ダイエットにもいい」と笑う。

 ちなみに、郵便受けや宅配ポストなどの製造・販売会社「ナスタ」が昨年末に実施した「置き配に関する実態調査」によると、「置き配が盗まれた」経験があるのは4.4%。

 もちろんネット通販の方が安い場合も多いし、重い荷物も持たずに済むが、そうした心理につけ込んでくるのが、コメの通販詐欺サイトだったりするわけだ。

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