コメの詐欺サイト相談も激増…脱「ネット通販生活」を始めた人たちの深層心理

公開日: 更新日:

 男と女で見えている世界が違うわけだが、生活経済ジャーナリストの柏木理佳氏も「女性は犯罪のリスクも気になりますよね」とこう続ける。

「たまたま不在で再配達を頼むのだって面倒ですし、ネット通販の場合、サイトのどこを探しても返品やクレームの連絡先がなかなか見つからないことあるでしょう。あれ、絶対に諦めさせようとしていますよね。その点、店舗なら返品も文句も言いやすい。だからか最近は〈直接買いに行った方がラク〉というZ世代も結構見かけます」

 前出の美咲さんは「先日、置き配が盗まれて、気持ち悪くなって脱ネット通販生活を誓ったんです。それにお店で買って〈ありがとうございました〉って言われた方が気分もアガるし、出歩いた方が知らない商品とか発見もある。ダイエットにもいい」と笑う。

 ちなみに、郵便受けや宅配ポストなどの製造・販売会社「ナスタ」が昨年末に実施した「置き配に関する実態調査」によると、「置き配が盗まれた」経験があるのは4.4%。

 もちろんネット通販の方が安い場合も多いし、重い荷物も持たずに済むが、そうした心理につけ込んでくるのが、コメの通販詐欺サイトだったりするわけだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 2

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  3. 3

    国分太一が無期限活動休止へ…理由は重大コンプラ違反か? TV各局に全番組降板申し入れ、株式会社TOKIO解雇も

  4. 4

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    進次郎農相の化けの皮ズルズルはがれる…“コンバイン発言”で大炎上、これじゃあ7月参院選まで人気持たず

  3. 8

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ