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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

タモリにとって音楽とは「わからない」感情そのものを楽しむもの

公開日: 更新日:

「ダーウィン、あんまり音楽好きじゃなかったんじゃないの?」
(タモリ/NHK「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?」11月15日放送)

  ◇  ◇  ◇

 タモリ(80)といえば、早稲田大学のモダンジャズ研究会出身で、音楽フリークとして知られている。マイルス・デイビスが好きだったため、ジャズ研では当初、トランペット奏者だったが、先輩の故・瓜坂正臣に「マイルスの音は泣いてるけど、おまえのラッパは笑ってる」と言われ、司会に転身したのは有名な話だ。

 そんなタモリは、進化論を唱えたダーウィンの「音楽は生存のために直接役立たない。それなのに人はなぜ音楽を手にしたのか?」という言葉に対し、「生存のために役立たないってのは間違いだと思うけどね」と真っ向から反論。続けた一言が今週の言葉だ。

 この番組でも「うちの一家は音楽的にむちゃくちゃで、ばあさんが邦楽好き。親父はなんとフラメンコが好きだった」と語っていたように、タモリは子供の頃から、さまざまなジャンルの音楽が聞こえてくる家で育った。姉はクラシックピアノを習い、タモリ自身もラジオを好んで聴き、九州という土地柄、受信できていたFEN(米軍放送)などから流れる洋楽に親しんでいた。

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