25年は外国人留学生が過去最大…ネパール、ミャンマーなど南西アジア圏が大幅増で中堅私大の活路に

公開日: 更新日:

 中でも注目したいのが、留学生比率でトップ、総数で22位の大阪観光大と、比率で20位になった聖学院大である。

 外国人留学生が7割を占める大阪観光大は、留学生の母語で対応できる学生支援スタッフも配置しており、25年度の留学生のうち就職希望者の8割が就職できた。外国人観光客の利用が増えているホテルや飲食店、また外国人顧客との商談も多い自動車販売業などへの就職が多い。

 留学生数が急速に増えている聖学院大は、留学⽣向けの授業として、⽇本語科⽬の「アカデミックジャパニーズ」や、中学の公民のテキストを利用してわかりやすく日本社会の基礎知識を学ぶ授業もある。留学生が配布されたノートにそのポイントをまとめ、それを日本語指導の教員が添削するという。アジア系の留学生の就職希望者の就職率は87%と高い。地元埼玉の中小企業に就職する留学生も多く、結果的に地元振興の一翼を担っている。

 志願者減少傾向にあって日本の地域で就職する多様な留学生が増えれば中堅私大の新たな活路となろう。


(木村誠/教育ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 不祥事が続く東大が国際卓越研究大学制度からも脱落か?●関連記事【こちらも読む】教授の"高額接待"スキャンダルなど不祥事続きで…国際卓越研究大学制度から東大脱落の可能性と評価…について著者が解説している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  2. 2

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風

  5. 5

    神戸への“聖地帰還”めぐり騒然…山口組・司組長「7年ぶりの里帰り」は実現するか

  1. 6

    高市官邸「被災地利用PV」が首相の命取りに? 安倍元首相“コロナおこもり動画”の二の舞を自民党が危惧

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    熊本地震の被災地利用に続き…首相官邸が今度は国民栄誉賞で「高市PR動画」作成し大炎上

  4. 9

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  5. 10

    中村倫也が「風、薫る」に大貢献…妻・水卜麻美アナとの「ずっと仲良く」「にこやかな」近況