これは「多死社会を先取りした街」の姿だ! 「地域全体が老人ホーム」になったドヤ街「山谷」で、オヤジさんたちがカラオケを楽しむ居酒屋に突撃してみた
生活保護支給日の山谷の風景を知るべく、現地に潜入した結果…
ただ、月初めの生活保護費の支給日直後は、街はほんの少しだけ活気づく。フトコロを温めたオヤジさんたちが、朝から居酒屋に繰り出すからだ。
オヤジさんたちの素顔に迫るためにも、居酒屋にぜひ潜入したい。しかし、そこは銀座の高級店とは別の意味で、一見(いちげん)さんを寄せ付けない敷居の高さがあった。
まずわれわれは、午前中から店を開けている山谷の老舗「A店」の前に来た。まだ午前11時だというのに、店内からオヤジさんのカラオケの唄声が聞こえる。吉幾三の「酒よ」(1988年発売)だ。
「よしっ、行きましょう!」
坂下記者が先陣を切った。40年近い時間の差をヒシヒシと感じつつ、「タイムスリップのゲート」をくぐる。
















