横浜市「公園全面禁煙化」の危うさ(下)喫煙所設置を求める市民らの声はまったく無視されるのか

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 横浜市は市公園条例を改正して、市内2700カ所の公園全てにおいて喫煙を禁止行為とする条例改正案を9月市議会に提出した。今議会で成立すれば、周知期間を経て来年4月から施行される可能性が高い。

 昨年来、市は市内5カ所の公園での実証実験やアンケート調査、さらに今年に入ってからはパブコメ実施と条例改正に向けて外堀を埋めてきた。仮に条例が改正され、2700カ所の公園全てが禁煙化されれば300万人政令市として極めて異例な施策となる。

■年間231億7700万円の市たばこ税の活用を図るべきとの指摘

 そんな市の方針に対して、市民や市議会関係者らの間から、さまざまな疑問と反対の声が上がっている。

①実効性が伴わない

 公園内を禁煙化したところで周辺の道路などでの隠れ喫煙やポイ捨てが横行し、受動喫煙防止の実効性が伴わない。

②民意を反映していない

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