横浜市「公園全面禁煙化」の危うさ(下)喫煙所設置を求める市民らの声はまったく無視されるのか

公開日: 更新日:

 こうした指摘に対して横浜市はこう回答した。

「市としましては、お子さんをはじめ多くの方が憩われる公園での受動喫煙対策を進めていくという視点から、公園での喫煙を禁止行為とした公園条例の改案を提出しました。ただし、大規模なイベントがある場合には主催者との話し合いで仮設の喫煙所を設置するという可能性はあるかと思います」(公園緑地管理課)

 分煙環境整備よりも受動喫煙対策が優先ということらしい。広大な公園も小さな児童公園も喫煙はシャットアウト。このまま改正案が成立すれば、受動喫煙対策という大義名分の前に一定数の民意や国の通知も雲散霧消となってしまいかねない。巨額のたばこ税の存在も含めて、市議会での徹底した議論が望まれる。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か