不倫歴10年以上の猛者が集う 巷で話題の既婚者合コンに潜入してみた
「海外に学校を建てた人」も来る
まず同席したのは、ママ友同士で一緒に来たという40代とおぼしき女性2人組。緊張を和らげるためビールをなめつつ、ひとまず互いに自己紹介タイム。もちろん本名を名乗る必要はない。
なぜか自宅最寄りの駅名をニックネームに選んだ20代後半男性のHさんが「初参加なんですけど、何回目ですか?」と女性陣に水を向けると、黒髪ショートが似合うKさんは「1年ぶり2回目」、上戸彩似のSさんは「何回目だろう」とつぶやいた。
みな初参加の男性陣に一瞬、動揺が走ったが、話題はすぐに「なぜ参加したのか」へ。「旦那が単身赴任で全国を飛び回って家を空けているし、子どもも成人したし、第二の人生をどうしようかなって」と語るKさんは、「私、フリーなんで」とあっけらかんとした様子。割り切った大人の関係へのフラグが立ち、話に聞き入るHさんの目はキラキラしていた。人妻好きなのか、若さゆえなのか、たぎっていたのかもしれない。
冷えたパスタやピザ、から揚げをつつきながら、星占いで女性を品定めする風変わりな参加者のエピソードやコメ価格高騰など所帯じみた世知辛い話をしているうち、あっという間に約1時間が経過。連絡先交換と男性陣の席替えタイムがやってきた。身バレ防止のため、できれば“飛ばしの携帯”を持っておきたい。
すでに赤ら顔の男性グループと入れ替わり、今度は30代の女性3人が座るテーブルへ。みな可愛らしい雰囲気をまとっていたが、うち2人は不倫歴10年以上の猛者。どちらも“彼氏”をとっかえひっかえしていると言い、残る1人は既婚者合コンに参加し始めてから半年のルーキー(?)だった。
この会のハイライトこそ、ルーキーの「独り語り」だった。斜め上を見るような遠い目つきで「夫が長期の出張に行って、やることがないし、寂しいので合コンに参加している」というくだりを3回繰り返し、好きなタイプについて、こう続けたのだった。
「オンリーワンな人がタイプで、『アフリカに学校を建てた』みたいな人に引かれます。せっかく合コンに来て『休みの日に何してる』とか、そんな話をするよりも、その人にしかない面白い話が聞きたい。実際、海外に学校を建てたっていう、某リアリティー番組に出たことがある人と以前に既婚者合コンで出会ったことがあるんですよ」
席替えから10分と経っていないのに、あまりのエピソードの強さに男性陣は早くも戦意喪失。記者も「学校を建てた話に匹敵する『面白い話』とは……」と頭をフル回転させたが、一向に出てこなかった。
合コン終了後、意気投合した30代のMさんと2人で2次会へ。ルーキーの独演について、ひとしきり盛り上がった。その後どうなったかは読者諸賢の想像に任せる。


















