不適切会計の遠因? 東芝が許せなかった日立との“業績格差”

公開日: 更新日:

 東京・「JR浜松町駅」から徒歩7、8分の場所に東芝本社はある。今から10年近く前のある日の午後4時過ぎ、本社エレベーターで当時の岡村正会長(76)とバッタリ顔を合わせた経済記者がいた。

「これから会食ですか?」と声をかけると、岡村会長は「都市対抗野球の応援に行きます。決勝戦ですからねえ。仕事より大切ですよ」とにこやかに返した。

 東芝の社風は「公家」と称される。「野武士」の日立製作所とは対照的に、のんびりムードが特徴だった。この日の岡村会長は、そんな雰囲気にピッタリだった。

 だが、このころから「上司に逆らえない風土」が蔓延し始めていた。当時の社長は「不正会計」で辞任した西田厚聰前相談役(71)。第三者委員会が指摘した「チャレンジ」が横行し、無理な数字がつくられていった時期と重なる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

  2. 2

    阪神の“藤浪コロナ”対応に他球団怒り心頭…開幕さらに窮地

  3. 3

    志村けん感染ルートは特定困難…キムタク「BG」も厳戒態勢

  4. 4

    藤浪と同席女性3人も陽性…阪神にコロナ感染者が出た必然

  5. 5

    国民は干上がる 瀬戸際、正念場が長期戦になった衝撃<上>

  6. 6

    ICU闘病も…志村けんさんコロナ陽性から1週間で帰らぬ人に

  7. 7

    3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ

  8. 8

    外出禁止で爆発寸前…プロ野球選手がぼやく自宅待機の現況

  9. 9

    日米球界コロナ禍 値切られる入札選手と20億円失うマー君

  10. 10

    立川志らくをバッサリ…“毒舌の先輩”たけしの批判に説得力

もっと見る