「理研ビタミン」は画期的な新技術でわかめの二期作に成功

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 ドレッシングやわかめスープで知られる理研ビタミン(4526)に注目する。

 日本の頭脳集団とされてきた理化学研究所(略称・理研)をルーツに持つ高い技術開発力のある企業だ。1949年に理研からビタミンA部門を引き継ぐ形で独立。抽出、精製、濃縮技術をコアに、各種ビタミンの開発などに注力してきた。

 家庭用では乾燥カットわかめの「ふえるわかめちゃん」や「わかめスープ」などを発売。人気商品だが、実はわかめ生産量は減少傾向にある。

 自然環境で育つわかめの収穫は、冬から春にかけての年1回だ。理研ビタミンは、同じ養殖場で早生種と晩生種の2品種を組み合わせて育成することで、年2回収穫の二期作を可能にする技術の開発に成功。2020年代にも二期作をスタートさせる計画という。

 海外事業ではパンに絡む改良剤が売れている。日本食人気はパン分野にもおよび、日本の「ふっくら仕上げ」「もっちりパン」は大モテらしい。パンやケーキの食感をよくする改良剤は、植物油脂から抽出する乳化剤が原料。戦後間もないころ、魚の肝臓からビタミン油(肝油)を抽出する技術の応用で乳化剤の抽出に成功し、60年に改良剤の量産を始めた。

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