有森隆
著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

エーザイ<下>アルツハイマー治療薬に続く抗がん剤開発で、株価は上場来高値を更新

公開日: 更新日:

 アルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が米食品医薬品局(FDA)に承認されるまで、エーザイ株の市場での評価は必ずしも高くはなかった。FDAが設置した諮問委員会が有効性に対して否定的な見解を示していたため、新薬承認の確率は低いと見なされていた。2015年に発売し、現在の大黒柱の抗がん剤「レンビマ」の特許切れが26年に迫り、苦境を打開するストーリーを描きにくかったからでもある。

 内藤晴夫取締役代表執行役CEO(最高経営責任者)は1947年12月27日生まれの73歳。72年慶応義塾大学商学部卒。ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院を修了しMBAを取得した。米スターリングドラッグ社を経て、75年エーザイに入社。研究開発部門を歩き、88年4月、創業家の3代目社長に就いた。2014年から現職である。

「エーザイ・イノベーション」の掛け声とともに、90年代には認知症の治療薬の「アリセプト」、消化性潰瘍治療薬の「パリエット」を商品化した。

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