杉村富生
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杉村富生経済評論家

1949年熊本県生まれ。明治大学法学部卒業。軽妙な語り口と、分かりやすい経済・株価分析などに定評がある。ラジオNIKKEI「ザ・マネー」にレギュラー出演。著書は「これから10年 株で『1億』つくる!」(すばる舎)、「株長者が絶対にハズさない『売り』『買い』サインはこれだ!」(ビジネス社)など多数。

「ワクチン特許」めぐる欧米の思惑 賛否対立激化で決着は

公開日: 更新日:

 コロナワクチン接種状況は、その国の政権の優劣を明確に示すグローバル数値基準という。だからこそ、集団免疫体制を獲得、ひいては国民の命を守るために、各国首脳は必死になっている。

 アメリカのバイデン大統領、ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領、イギリスのジョンソン首相など、みんなそうだ。しかし、日本政府の対応はいまひとつやる気というか、真剣味に欠ける。

 これはなぜか。もちろん、医療関係者の奮闘には頭が下がるが……。

 さて、そのコロナワクチンに関し、特許権保護を巡って、途上国と先進国の間での国際紛争に発展している。

 特許権保護の一時停止はコロナワクチンの成分表(料理だと、レシピ)の公開を意味する。ただ、レシピだけではおいしい料理は作れない。料理人の技術が必要になる。

 とはいえ、ジェネリック(後発医薬品)メーカーは作れるだろうし、安価に提供できる。

 このため、途上国は特許権保護の一時停止を求めている。一方、先進国の意見は分かれている。バイデン政権は「特許権保護の停止を支持する」(タイ通商代表)との立場である。

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