ロシア大統領府が新金本位制の復活を検討 導入ならどんな仕組みに?
現在、金(ゴールド)価格が上昇している中、ロシアで金本位制の復活を検討しているとの報道がありました。
金本位制とは国が保有する金と同価値の紙幣を発行する制度です。中央銀行が発行した紙幣と同価値の金を保管し、いつでも金と紙幣を交換(兌換)できる仕組みです。紙幣を紙切れではなく価値を持たすために金に結び付けるのです。
■推測される仕組み
1971年、ニクソン・ショックと呼ばれる米ドルと金の兌換停止により、金本位制は廃止され、世界各国の通貨は金とは無関係な変動相場性に移行したのです。紙幣の価値は金ではなくなり皆の信用だけとなりました。金の量を超えて経済が拡大したために金本位制は終焉したのです。
現在も、従来型の金本位制は導入不可能だと判断していますが、ロシアで検討されている新金本位制ともいえるものは次のような内容だと推測されます。