佐高信
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佐高信評論家

1945年山形県酒田市生まれ。「官房長官 菅義偉の陰謀」、「池田大作と宮本顕治 『創共協定』誕生の舞台裏」など著書多数。有料メルマガ「佐高信の筆刀両断」を配信中。

「同族会社の長所は独裁」と言った大正製薬3代目・上原正吉の思想

公開日: 更新日:

 かつて、大塚製薬の贈収賄事件が問題になったが、大正製薬の間違いではないかと思ったほど、その同族企業的体質は似通っている。共に製薬業界では“薬屋”扱いされてはこなかった企業である。

 1965年に大正のアンプル入り風邪薬パブロンが使用者をショック死させるという事件が起こった。直ちに厚生(現厚労)大臣はパブロンの製造を中止させたが、同社は薬品事故率においてトップの会社でありながら、利益率トップだった。この事件が起きた時、「朝日新聞」の投書欄に次のような声が載った。

「大衆薬メーカーは、効能の範囲を無理やり押しひろげ、使用法はろくに説明せずに、もっぱら心理不安につけこんでいます。 ところが薬というものは、それぞれの体質、症状に応じてキメの細かい配慮が必要とされ、ヘタをすれば、かえって害という結果にもなりかねません。にもかかわらずコマーシャルはそんなことは知らんぷりで、とにかく売りまくろうと連呼を続けています」

 同社は上原一族の典型的な同族会社で、筆頭株主の上原記念生命科学財団が17.6%の株を所有し、次に元会長の上原昭二が9.0%を持っている。

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