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国防相を高射銃で公開処刑…手がつけられぬ金正恩の“狂気”

 北朝鮮の金正恩第1書記の側近のひとり、玄永哲人民武力部長(国防相に相当=66)が反逆罪で先月30日に粛清されたと報じられた。裁判も受けず、平壌近郊の射撃場で数百人が見る中、高射機関銃で射殺されたというのだが、高射機関銃とは尋常じゃない。飛行機などを撃ち落とすもので、人間に向ければ文字通り、木っ端みじんになる。とてもじゃないが正気の沙汰じゃないのである。

 玄氏は、数回にわたって正恩氏に不満を示したとされる。指示にも従わず、先月24、25日に開かれた軍の行事で居眠りしたとされ、直後に逮捕された。処刑理由は“不敬罪”とみられるが、コリア・レポート編集長の辺真一氏はこう言った。

「玄氏は軍の最高幹部ですから驚きました。父親の金正日総書記でも、軍の幹部に手をかけるような真似はしなかった。金日成主席の『軍を大事にしろ』という教えを忠実に守ったのです。おそらく正恩氏の権威を大きく損なうほど、玄氏の不満が態度に表れていたということでしょう。そうでなければ、こんな公開処刑はしませんが、これは正恩氏が軍を掌握できず、神経質になっていることの裏返しでしょう。本来なら、叔父で後見人の張成沢国防副委員長を使って軍を掌握すべきだったのに、13年末に処刑してしまった。その“ツケ”が回ってきていると思います。今月に予定されていた正恩氏のロシア訪問が取りやめになったのは、権力基盤が不安定だから。それが玄氏の粛清で図らずも露呈した格好です」

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