橋下市長の作戦に騙されるな 「大阪都構想」反対派論客が警鐘

公開日:  更新日:

【特別寄稿】藤井聡(京大大学院教授)

「大阪都構想」の住民投票を前にして、メディア各社も入り乱れての大論戦が繰り広げられていますが、言論空間はかなり荒れていて、言葉遣いもずさんになってきています。

 例えば、ある報道には「(橋下市長が)賛成が上回った場合、平成29年4月の『大阪都』実現に伴う『都知事』には、『松井一郎大阪府知事がなるだろう』と述べ(た)」とありました。今回賛成派が勝てば、「大阪府」が「大阪都」に変わるかのような印象を与えますが、実はそんなことはありません。賛成が上回っても行政の仕組みが変わるだけで、名前は「大阪府」のままです。名前を変えるには別の法律改正と、また別の住民投票が必要になります。「府民」は「都民」にはなれません――というようなチョー基本的なところからして、十分に客観的な「事実」が周知されていないのです。だから、多くの人がまだ迷っておられる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    また仰天答弁…桜田五輪相は地元も見放した“柏の出川哲朗”

  2. 2

    片山大臣が一転弱気 カレンダー疑惑“証人続々”に戦々恐々

  3. 3

    オークラを提訴 久兵衛に危惧されるホテル業界の総スカン

  4. 4

    BTSと東方神起は紅白落選…TWICEだけが残ったワケ

  5. 5

    毒づきがアダに…和田アキ子"平成ラスト紅白"落選は当然か

  6. 6

    新人王でも来季は年俸7500万円 大谷の「大型契約」はいつ?

  7. 7

    “原爆Tシャツ”波紋のBTS 「紅白落選」の影響と隠れた本音

  8. 8

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  9. 9

    東電に8兆円超も税金投入…政府や電力会社がおかしい!

  10. 10

    平成最後の紅白は迷走…“目玉なし”で視聴率最低の大ピンチ

もっと見る