山田元農相が語るTPP“漂流”の可能性 「阻止は時間との闘い」

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――それでTPA法案の審議入りが遅れたんですね。先週、上院はギリギリ通過しましたが、結局、今月末に開催予定だった公式閣僚会議は流れてしまった。それでもUSTR(米通商代表部)のフロマン代表は「6月半ばまでには下院で可決するだろう」との見通しを示しています。

 下院はさらに反対派が多いですから、状況は予断を許しません。豪のロブ貿易・投資相は「TPP妥結は2017年までずれ込む恐れがある」と発言しています。というのも、今夏を過ぎれば来年の米大統領選が本格化し、米国はTPPどころじゃなくなる。それに、民主党の最有力候補とされるヒラリー前国務長官は反対派ですから、TPPはこのまま“漂流”する可能性が高くなってきました。参加国の足並みも乱れてきています。マレーシアは「7月末までに政府がメリットとデメリットを明らかにし、国会決議をしない限り、調印しない」と表明しているし、ベトナムは「TPPは必要条件だが、十分条件ではない」との立場。NAFTA(北米自由貿易協定)の流れで引き込まれた形のカナダは、もともと消極的なんですよ。

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