小林節
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小林節慶応大名誉教授

1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)

<第12回>これにて賛成派の論点、すべてを撃破

公開日:  更新日:

〈反対派がグウの音も出ない! 安保法制1問1答35〉
(月刊WiLL)に対し、小林節氏が反論していく連載はきょうで最終回だ。35の論点の中には重複しているものもあり、この連載では31の論点に絞った。従って、自民党ら賛成派が主張するすべての論点に、小林氏は答えたことになる。小林氏にさらなる反論があるのであれば、聞いてみたいところである。

【論点29】
[問]一内閣の判断で憲法の重要な解釈を変えたことは立憲主義に反し憲法史上の大きな汚点ではないか。
[答]行政府が行政権を執行するために憲法を「適正に」解釈していくことは当然である。今回の解釈(変更)は従来の解釈の基本的な考え方を変えるものではなく、立憲主義(憲法の枠の中での政治)に反するものではない。

◇反論
 行政権を預かる内閣が新政策の策定の際に「憲法がどこまで許すか?」に関する閣議決定を行うことは、内閣として、当然の職務のうちである。しかし、今回のように、確立された憲法解釈が新政策の邪魔になるからといって、既述のように説得力のない「解釈」なるものを捏造した所業は、「適正」ではなく、その故に立憲主義に反するものであろう。

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