高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

首相のためだけに「200時間」の不毛

公開日:  更新日:

 土砂降りの雨の中、ずぶ濡れになっても「今すぐ廃案」「憲法壊すな」と声を張り上げる人、人、また人。先週末、安保関連法案の強行採決に「絶対反対」と、国会前を埋め尽くした抗議デモの熱気は凄まじかった。

 私自身、1960年の安保闘争をリアルタイムで知る世代だが、今回の「熱狂」のパワーは55年前を凌駕するほど。当時は学生運動や労働組合の組織的動員が目立ったが、今は顔ぶれがかなり違う。若者やお年寄り、幼子を抱えた母親、学者、アーティストなど従来なら政治活動と一線を画していた人々が、「今度ばかりは」と自発的に集まっている印象だ。

 最初は都内の大学生ら数十人が始めた抗議活動が、瞬く間に数万人規模のデモに拡大したのは、ネット抜きには語れない。ツイッターやフェイスブックなどSNS(交流サイト)による参加呼びかけや情報交換が威力を発揮したようだ。

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