日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

安保法に続きTPPでも…安倍首相の“応援団”と化した官邸記者

 まるで見ちゃいられなかった。TPP交渉の大筋合意を受けて6日、行われた安倍首相の会見。何がヒドかったというと、「国家百年の計」「国益にかなう最善の結果を得ることができた」なんて恍惚とした表情で話す安倍首相に対し、記者から厳しい質問が何も出なかったからだ。

 とりわけ突っ込みどころ満載だったのは、安倍首相のこの発言だ。

「自民党がTPP交渉参加に先立って掲げた国民との約束は、しっかりと守ることができた」「農産物重要5項目については、関税撤廃の例外を確保できた」

 そもそも2012年の総選挙で「TPPの交渉参加に断固反対」を掲げて戦ったのは自民党だ。当時、野党だった安倍首相も衆院本会議で「我が党では既に、聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加に反対することを決定しております」と叫んでいた。今回、安倍首相は「例外を確保」なんて言葉でゴマカしているが、合意によって10年以内に95%の輸入関税はなくなる。「聖域なき撤廃」が先延ばしされただけで、「国民との約束」なんて何も守っちゃいない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事