ドリル優子事件 「無罪放免」のお墨付き与えた第三者委の詭弁

公開日:  更新日:

 こんなデタラメな調査結果に国民は納得するのか。小渕優子元経産相(41)の政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で19日、第三者委員会の調査報告書が公表された。億単位のカネの流れを複数年にわたって意図的に隠し、パソコンのハードディスクをドリルで破壊するという前代未聞の「証拠隠滅」の疑惑が指摘された事件だ。当然、小渕氏もアウトと思いきや、報告書は「無罪放免」にお墨付きを与えていた。

 A4用紙14ページにまとめられた報告書の内容はハッキリ言って支離滅裂だ。特にヒドイのは、9日に政治資金規正法違反罪(虚偽記載)で執行猶予付きの有罪判決を受けた元秘書、折田謙一郎被告(67)らをかばう表現だ。

「折田氏の責任感・義務感の強さが虚偽記入に結びついた」
「折田氏を批判することには躊躇を覚える」

 まるで折田被告が故意犯ではなく、過失犯だったような言い回しだ。だいたい問題発覚後、町民ホッタラカシで町長職をブン投げて雲隠れした男にマトモな責任感や義務感があるワケがない。しかも、第三者委は「前年の繰越額を上回る任意の繰越額を決め、それに見合うように収入額や支出額を調整するといった方法で収支報告書を作成した」「つじつま合わせを行った」と認定しながら、「不正な収入や支出を隠したりすることに主眼が置かれていたものではない」と結論付けているのだ。カネの流れを意図的に調整したり、つじつま合わせをしたりする行為を世間では「粉飾」という。どこから見ても悪質な犯罪ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権に財界ソッポ 目玉の「原発輸出」日立凍結で全滅

  2. 2

    「今日俺」人気を陰で支えた“カメレオン俳優”太賀の底力

  3. 3

    賀来賢人「今日から俺は」が日テレドラマのトップ走るワケ

  4. 4

    嫌われクロちゃんが一転…キャバ嬢に大人気の意外な理由

  5. 5

    嶋大輔が復活!「今日俺」でのリバイバルに本人びっくり

  6. 6

    和田アキ子の大晦日が“空白” NHK紅白サプライズ出演あるか

  7. 7

    北島三郎復帰に“禁じ手” 平成最後のNHK紅白は無法地帯に

  8. 8

    長谷川博己と破局報道 鈴木京香「もう育てきった」の真意

  9. 9

    中日から強奪は“吉”か 虎入り確実ガルシアに3つの懸念材料

  10. 10

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

もっと見る