高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

「中道」の幻想にとらわれた民主党は破滅に向かう

公開日:  更新日:

 民主党の岡田克也代表の来夏参院選へ向けた戦略の腰が定まらない。共産党からの安保法制廃止のための「国民連合政府」を視野に入れた選挙協力の呼びかけに対して、さっそく9月25日に岡田は共産党の志位和夫委員長と会談して「志位委員長を信頼している。いい結論に至るのではないか」と前向きの発言をしていたかと思えば、28日の講演や29日の会見では「国民連合政府が前提条件になると選挙協力は難しい」と、早くも大後退した。

 共産党との共闘そのものに反発する党内の反共保守派に配慮したためだが、こういう肝心なところでフラフラするのが今の民主党である。

 そもそも民主党は先の国会でだいぶ頑張って、安保法案が憲法の根本に関わることであるという認識を国民の間に広め、国会前のデモをかつてないほど盛り上げることに貢献した。

 しかし、これは実を言うと、衆議院では辻元清美、参議院では福山哲郎を筆頭としたリベラル派議員の暴走ともいえる奮闘を、枝野幸男幹事長が“許容”したことの結果であって、必ずしも全党挙げての取り組みによるものではない。

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