高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

属国化を喜んで受け入れ血税まで捧げる朝貢外交

公開日:  更新日:

 安保法案の参院審議で活躍したひとりは生活の党の山本太郎で、とりわけ注目に値するのが8月19日の質疑だった。「第3次アーミテージ・ナイ・リポート」を取り上げて、米国の「知日派」とか「ジャパンハンドラー」とか呼ばれるアーミテージ元国務副長官とナイ元国防次官補が共同執筆して2012年夏に発表した対日勧告書の言うとおりに政策を進めてきたのが安倍政権で、「こういうのを完全コピー、『完コピ』と言う。これで独立国家と言えるのか」と追及したのである。

 山本自身が「永田町ではみんな知ってるけれど、わざわざ言わないことを質問する」と前置きをして質問を始めたとおり、これは政界はもとより記者や専門家には周知のことだが、それを改めて正面切って持ち出して広く国民に知らしめた山本の功績は大きく、いま始まっている新聞各紙の国会審議総括の続き物などでも言及されている。例えば東京新聞9月22日付「これからどうなる安保法1」では「報告書では、情報保全の向上や武器輸出3原則の見直し、原発の再稼働にも言及。……安倍政権は12年の発足以降、これらすべての政策を手がけてきた」と指摘している。

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