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クーデター誘発も 中国が本気で進める「金正恩拘束」作戦

 北朝鮮が金正男を暗殺したことに中国がカンカンになっている。正男を庇護していた中国は、これまで「正男に手を出すな」と金正恩に警告を発してきたという。なのに、完全にメンツをつぶされた形だ。ただでさえ“核実験”を続け、暴走する正恩を苦々しく思ってきた中国政府。いよいよ、正恩の“排除”に動きだす可能性が高まっている。

■北朝鮮を背後から動かす

 金日成の時代から、中国は北朝鮮の後見役となってきたが、正恩体制になってからコントロールが利かない状態になっているという。中国との最大のパイプ役だった張成沢まで処刑されている。

「張に続いて正男まで殺され、中国は怒り心頭です」とは元韓国国防省北朝鮮情報分析官で拓殖大客員研究員の高永喆氏だ。

「核実験を続ける金正恩には、米国も危機感を強め、特殊部隊を送って殺害する“斬首作戦”を実施するのではないかという臆測が流れています。中国政府は米軍が侵攻する前に自分たちの手で決着をつけようと考えているはずです。そのほうが後々、北朝鮮に影響力を行使できるからです。一番手っ取り早いのは特殊部隊を出動させて正恩を殺害することです。しかし、いくら北朝鮮でもさすがに他国のトップを殺したら国際社会から批判される。可能性が高いのが、北の人民軍を動かしてクーデターを起こさせる作戦です。実は中国からは公安のスパイが貿易会社社員などになりすまして北に潜入している。彼らが人民軍を裏から操って正恩の宮殿に突入させ、逮捕・幽閉すれば一瞬で政権が転覆します。北朝鮮国内の裁判にかけ、死刑にすれば国際社会から批判もされない。その場合、正恩の後任は金正日の異母弟でチェコ大使の金平一、あるいは正恩の兄の金正哲を据えるのが最善策です」

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