朴槿恵大統領が失職 韓国憲法裁全員「弾劾賛成」で罷免

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 親友の国政介入問題をめぐって韓国の朴槿恵大統領(65)の弾劾訴追を審理していた憲法裁判所は10日、弾劾を正当と認めて罷免を決定した。朴槿恵は即時失職した。現職大統領が弾劾で失職するのは韓国憲政史上初めて。出直し大統領選が60日以内に行われ、5月9日が有力視されている。

 罷免は8人の裁判官全員が賛成。憲法裁は▼朴槿恵が親友の崔順実被告の利益のために大統領権限を乱用し、憲法に違反した▼崔順実による国政介入を隠蔽。捜査に協力せず憲法を守る意志がなかった▼政府文書を崔順実に提供したのは守秘義務違反▼財団設立は企業の財産権と経営の自由侵害――などを認定した。

 一方、セウォル号沈没事故当日の「空白の7時間」は証拠不十分だとして、弾劾判断の対象としなかった。

 世論の7割が求めた朴槿恵の罷免。不逮捕・不起訴特権を失い、特別検察官の捜査チームから引き継いだソウル中央地検が起訴に持ち込む公算が大きい。逮捕に踏み切る可能性もある。ますます、韓国社会の大混乱は加速することになりそうだ。

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