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借金苦で自己破産急増中 「銀行カードローン」の落とし穴

 借金で首が回らない人が増えている。最高裁判所によると、破産せずに借金を減らす「個人版民事再生手続き(個人再生)」の利用者が、2016年は前年比13%増の9602件に上った。2年連続の上昇で、昨年は自己破産件数も13年ぶりに増加に転じた。借金に苦しむ人が急激に増えているのだ。

 背景にあるのは、「銀行カードローン」利用者の急増だ。10年に改正貸金業法が施行され、消費者金融での借入総額が年収の3分の1に制限されたが、銀行のカードローンは利用者が少なかったこともあり、法の規制を免れた。その結果、カードローンの貸付残高は急拡大。法施行後、5年間で1・5倍にまで膨らんでいるのだ。

「不景気で融資先がない銀行は、個人へのカードローン貸し付けに血道を上げています。住宅ローンを組んでいる顧客に対し、カードローンの契約を勧めるのが常套手段です。『使わなくてもいいから契約して』などと営業する銀行マンもいます。借りる側も、取り立てが厳しいイメージのある消費者金融よりも、銀行が相手なので安心して手を出してしまう。でも、借金は借金。いつの間にか多重債務者になってしまうケースが多いようです」(金融業界関係者)

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