総額532万円 古川俊治議員が政治資金で高級ワイン爆買い
自民党議員の“金銭感覚”はどうも不可解だ。昨年6月、“強行採決”された共謀罪法を、自民党法務部会長として取りまとめた古川俊治参院議員(54=埼玉県選挙区、当選2回)が政治資金でワインを爆買いしていたことが分かった。
日刊ゲンダイは、古川氏が代表を務める資金管理団体「彩の国自由フォーラム」の収支報告書(2013~15年分)に添付された「領収書の写し」を入手。精査すると、不可解な領収書が大量に出てきた。
13年4月20日付の領収書には、ワイン通販を手掛ける「カーヴドリラックス」に18万9600円支出したことが記載されている。ただし書きには「ワイン代として」とある。14年10月8日付の領収書には、百貨店「大丸東京店」に対し、今度は「シャンパン代として」8万6400円支払ったことが記されている。これらの支出は全て、交際費や渉外費に関わる「組織活動費」に計上され、支出の目的は「贈答品代」「会合費」である。同様の領収書は3年間で計67件、総額はナント、532万円にも上る。
怪しい支出はまだある。古川氏が代表を務める政党支部の収支報告書(14年分)には、ワインセラーのリースをメーンに手掛ける「寺田倉庫」への支出が記されている。1月27日と2月27日に6万5835円。3月27日には6万7716円。5月27日以降は12月29日まで、ほぼ1カ月置きに7万4088円支出している。全て事務所の維持などに関わる「事務所費」の「賃借料」として処理されている。