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談話は形だけ ノーベル平和賞を“無視”した安倍政権の大罪

 世界唯一の被爆国である日本の姿勢がこれでいいのか。

 国連の核兵器禁止条約採択に貢献したNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」がノーベル平和賞を受賞。決定から2日たった8日、日本の外務省はようやく「政府のアプローチとは異なるが、核廃絶というゴールは共有」などと、味も素っ気もない談話を発表した。

 安倍首相は昨年5月、米国のオバマ前大統領と一緒に広島を訪れた際、「核兵器のない世界へ」とエラソーに語っていた。であるならば、今回のICANのノーベル賞受賞には祝福コメントを出すのが当然だろう。ICANには日本人も深く関わっているのだからなおさらだ。それなのに安倍首相は日系英国人のカズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞が決定した際は即座にコメントを発表したのに、今回は知らんぷりとはどうかしている。

 2007年に設立されたICANは、各国政府に対して「核兵器禁止条約」の支持を働きかけてきた。7月、国連加盟122カ国地域の賛成で採択されたが、日本は不参加だった。ICANのベアトリス・フィン事務局長は今月6日、共同通信のインタビューで、日本が被爆国であることを念頭に「(衆院選で)核禁止に関する議論が大きな争点となることを期待する」とまで語っていた。

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