高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

株価の連騰も自民党の大勝も実感の伴わない「バブル」だ

公開日:

 株価上昇が続いている。あれよあれよという間に続伸記録は56年ぶりに歴代最長を更新。選挙中に安倍首相は「アベノミクスの成果」と胸を張ったが、全く異なる。株高は世界的な傾向で、アベノミクスがどうこうというローカルレベルの話ではない。

 現在の世界株高は各国の金融緩和策によって、有り余る資金が株式市場に流入している構図だ。今年のノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大のリチャード・セイラー教授をはじめ、専門家の多くは足元の株価上昇を「謎」と考えている。まさにグローバル・バブルの様相なのだ。

 株価が永久に上昇を続けることはない。何かの拍子でバブルがはじければ、一気にグローバル・デフレが到来する。平成バブル崩壊後の日本経済の大苦境は、まだ記憶に新しい。悪影響が経済だけで済めばいいが、国によっては政治の混乱や武力闘争にまで発展するのが、歴史の教訓でもある。株価連騰に喜んでばかりもいられないのだ。

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