暴走する小池知事 豊洲10月開場は“インパール作戦”と化す

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 小池都知事の座右の書は「失敗の本質――日本軍の組織論的研究」だ。同書がケーススタディーとして扱うのがインパール作戦。10万人超の餓死・戦病死者を出し「陸軍史上最悪」と呼ばれた無謀な作戦で、日本組織の「一度やると決めたら引き返せない」欠点が凝縮されているが、この本からの教訓を小池知事が理解しているのかは疑わしい。彼女が進める豊洲移転が平成のインパール作戦となりつつあるためだ。

 20日に豊洲市場の開業日が「来年10月11日」に決まり、小池知事は「年内に開場日が決定した。ひとつの節目を迎えることができた」とご満悦だったが、こんなものは移転が着実に進んでいるかのように見せかけるためのプロパガンダにすぎない。

 実際、豊洲移転は難題山積だ。江東区が求める豊洲市場内の商業施設「千客万来施設」の開業は不透明。運営事業者の万葉倶楽部は撤退を示唆した。来年7月末に終える予定の汚染対策の追加工事にも疑問符がつく。

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