暴言ヤジ辞任の後釜 田中副大臣に「カネと不祥事」の過去
「“身体検査”で引っかかったのに大丈夫か?」と話題になっている。
沖縄県での米軍ヘリ不時着に関する代表質問で、「それで、何人死んだんだ」とヤジを飛ばし、内閣府副大臣を辞任した松本文明衆院議員の後釜に就いた田中良生衆院議員のことだ。
「2月4日に投開票の名護市長選を控え、選挙への影響を最小限に抑えるため、官邸の動きは早かった。事実上の更迭で、すぐに松本氏に辞表を出させ、急いで後任を決めた。田中氏は国交副大臣の経験があるので、スキャンダルの心配はないということで白羽の矢が立ったようですが、実は内閣情報調査室の身体検査では“真っ黒”だったのです。それで、起用は見送るよう進言したのですが、事態の早期収拾を優先した菅官房長官が強引にねじ込んだと聞いています」(官邸関係者)
田中氏は埼玉15区選出で現在4期目。父は前埼玉県蕨市長だ。立教大学経済学部を出て、ベンチャー企業を立ち上げ、「蕨ケーブルビジョン」の代表取締役社長などを務めてきた“やり手”だが、過去に不祥事を起こしている。