• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

SE残酷物語…裁量労働&高プロより先にすべきは制度改正

「80年代のSEは技術者も少なく、専門性の高い仕事だったと言ってもよいでしょう。内容も進め方も、システム開発を受けた技術者に委ねられていたようです。ところが、現在のシステム開発は分業化され、下請けが受けるケースが多い。開発全体の統括者は裁量はあるでしょうが、個々のSEは与えられた仕事を納期通りにこなしていくわけです。命じられた仕事の締め切りが2、3日後なんて事例がざらにあり、そんな状況では裁量などありませんよ」

 IT未開の80年代の制度がそのまま温存され、その結果、裁量がないSEの裁量労働制は今や企業の人件費削減のツールとなっている。

「SEのように、かつては裁量労働にふさわしかったといえたとしても、今はそうでなくなっている業務は対象から削除すべきです。政治がやるべきは、まずは時代の変化に合わせて、問題のある現状にメスを入れること。その上で、仮に新たに対象に加えるに本当にふさわしい業務があるのであれば、乱用防止の対策を十分に講じた上で、加えるのが順序でしょう。先に行うべきなのは、規制緩和でなく規制強化です」(塩見卓也弁護士)

 安倍政権が執着している「高度プロフェッショナル制度」も「専門性」を強調するが、SEの実態をみれば、報酬を搾り取られる残酷な職種をただ増やすだけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    正反対キャラを演じきる 佐藤健“視聴率40%男”の存在感

  2. 2

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

  3. 3

    焼肉通いは序章…星野源が狙われる新垣結衣との要塞デート

  4. 4

    “元彼”と同時引退? 幻に消えた安室奈美恵の「再婚」報道

  5. 5

    花田家は崩壊寸前…貴乃花親方は協会批判し妻は見舞い拒否

  6. 6

    追悼・樹木希林さん 貫いた“奇妙な夫婦愛”と“ドケチ伝説”

  7. 7

    二宮和也はジャニーズの“条件”拒み…伊藤綾子と来年結婚か

  8. 8

    安倍自民がブチあげ「省庁再々編」は国民ダマしの常套手段

  9. 9

    安倍首相が総裁選で獲得 地方票「55%」の怪しいカラクリ

  10. 10

    吉澤ひとみの逮捕で…「元モー娘。」相次ぐ謝罪の違和感

もっと見る