セクハラ福田前次官の退職金5300万円「没収」できるのか?

公開日: 更新日:

 24日の閣議で辞任が了承されたセクハラ疑惑の福田淳一前財務次官。満額5300万円の退職金について、麻生財務相は「懲戒処分に相当すると判断された場合には、その処分に相当する金額を退職金から差し引く。当面、退職金の支払いは留保する。本人も了解している」とコメントした。

 さも、金銭面でケジメをつけるような言いぶりだが、ゴマカシもいいところだ。退職金は制度上、手厚く保護されていて、減額できたとしても、スズメの涙ほどなのだ。

「国家公務員退職手当法」によると、懲戒免職等処分を受けた退職者について、退職金の全部または一部を支給しないことができる。福田前次官は辞職してしまったので、懲戒処分は科せないが、本人の了解で処分相当分を差し引ける。しかし、退職金減額は容易ではない。労働問題に詳しい中川亮弁護士が言う。

「退職金は、功労報償的な面もありますが、賃金の後払い、退職後の生活保障という性格もあり、法的に手厚く保護されています。不支給や減額するにはよほどの理由が必要です。『懲戒解雇は不支給』という就業規則があっても、退職金が支払われるケースがあるぐらいです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    稲村公望氏 日本郵政の迷走は民営化という構造改悪の結果

  2. 2

    電波少年で時の人 伊藤高史さん「朋友」から21年年後の今

  3. 3

    IOC“都排除”の札幌変更 小池知事は「酷暑対策」で信用失墜

  4. 4

    沢尻エリカvs門脇麦「麒麟がくる」撮影現場で一触即発か

  5. 5

    沢尻エリカ出演辞退か 浜崎あゆみ「M」ドラマ化が暗礁に

  6. 6

    スタイルはKoki,以上 静香の長女のフルート演奏を聴いた

  7. 7

    「やじうまワイド」でMC 58歳の玉利かおるさんは今何を?

  8. 8

    ラグビーW杯悲願の8強 日本が打ち破った伝統国の“差別”

  9. 9

    “私立小御三家”から転落しかねない…学習院初等科の危機

  10. 10

    ラグビーW杯で日テレが高笑い 格安放映権で“濡れ手で粟”

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る