金子勝
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金子勝慶応義塾大学経済学部教授

1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。

リーマン前と酷似…米国の金利上昇はバブル崩壊の前兆か

公開日:

 米国の長期金利が、4年3カ月ぶりに3%台に達した。4月24日のニューヨーク債券市場で、10年物国債の利回りは3・00%で取引を終えた。この長期金利の上昇を受け、NYダウは一時600ドル超も下落し、結局、前日比424ドル安で終えた。

 なぜ金利が上昇したのか。一般的には、米FRBの利上げペースが加速するとの観測や、財政赤字に伴う米国債の大量発行の見通しなどが原因とされている。

 たしかに、物価の過度な上昇を防ぐためにFRBが利上げを急ぐ可能性はある。さらに、大型減税と公共投資拡大のために米国の財政赤字の増加が予想され、国債の大量発行に伴って金利が高くなる可能性はある。

 だが、金利上昇は国債利回りだけではない。

 とくにBIS(国際決済銀行)の統計で、民間部門の借入残高がリーマン・ショック前の規模にまで膨らんでおり、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が急上昇していることが問題だ。これは、過去の例から見て株バブル崩壊の前兆ともとれるからだ。

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