沖縄基地問題で創価学会の池田大作さんが言っていたこと
「池田大作さんを知っている?」
20代の若者たちに聞くと「誰?」という反応に驚かされる。
池田さんは、日蓮正宗系の在家仏教団体「創価学会」の名誉会長で、長きにわたって教団に君臨した“帝王”だ。そんな彼がこの8年ほど表舞台には登場していないので、若者が知らないのも無理はない。しかし、創価学会内では、教団を大組織にした指導力や宗教の教えで、その影響力は大きいと聞いていた。
ところが、首をかしげるのは、創価学会を支持母体とする公明党だ。今回の沖縄県知事選挙では、辺野古に米軍の軍事基地を移設しようとする自民党のお先棒を担いで、自民党沖縄県連が擁立した佐喜真淳氏を推薦した。
池田さんと沖縄は因縁が深い。「沖縄創価学会公式ホームページ」によると、1964年12月に<創価学会の精神の正史>といわれる小説「人間革命」の執筆を始めたのが、この地だからだ。
特に「新・人間革命」13巻の「楽土」は、その章の全てが沖縄の話でつづられている。