貝印・遠藤宏治社長<3>失敗教訓に世界初3枚刃カミソリ開発

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 カミソリや包丁などで知られる「貝印」は、創業110年の老舗企業。遠藤宏治は創業家の3代目社長だ。社長に就いたのは1989年、33歳の時。2代目の父親が他界したのを受けての登板だった。

「親父は糖尿病も患い、最終的には肝臓がんで亡くなりました。5年おきぐらいに病気をしていて、入院中の親父に報告に行って、指示を受けながら仕事をするということもありました。そういう意味では、ある程度、社長としての助走期間を経験していたのだと思います」

 恐らく、30歳前後には次期社長としての強い自覚があったのだろう。だが、役員を見渡すと、みな40歳以上の年長者ばかり。2代目がカリスマだったこともあり、社内には、どこか33歳の若者を軽んじる空気もあったようだ。

「まず、役員たちの頭を切り替えてもらおうと思いました。父親のネクタイを形見代わりに一人一人に手渡し、『きょうから、私のことを“宏治君”と呼ぶのはやめてくれ』と幹部会の席で伝えました」

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