近藤大介
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近藤大介「週刊現代」編集次長

東大卒、国際情報学修士。講談社で中国を中心に取材を続け、現在「週刊現代」編集次長。明大講師も務める。新著に「未来の中国年表」。著書多数。

米中貿易戦争 先行き不安吹き飛ばした「独身の日」爆買い

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 1972年にニクソン米大統領が訪中した時のこと。相対した毛沢東国家主席にこうスゴんだ。「私が核のボタンを押せば、一斉にミサイルが中国に降り注ぎ、崩壊に至るだろう」

 すると毛主席が反論した。

「核ミサイルが着弾する前に、私が合図して6億人の中国人民に一斉にジャンプさせ、地球の反対側のアメリカに大地震を起こしてやる!」

 こんな古いジョークを思い起こさせるような「大激震」が11日に中国で起こった。「双十一」(シュアンシーイー=ふたつの11の意)と呼ばれるアリババグループが仕掛けた11月11日のネット通販セールである。

 2009年のこの日、馬雲(ジャック・マー)会長率いるアリババが、「寂しいおひとりさまを慰める」という名目で始めたこの24時間限定セール。初年度の取扱高はわずか27商品、取引額は5200万元(約8.5億円)にすぎなかった。それが年々急上昇し、昨年の取引額は1682億元(約2兆7600億円)に達したのだった。これは、楽天の昨年実績の8割を超える。

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