朴承珉
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朴承珉韓国在住ジャーナリスト

韓国在住ジャーナリスト。時事通信ソウル支局記者を経て、「文芸春秋」「週刊文春」のソウル特派員。長年、北朝鮮問題をウオッチ。平壌や開城工業団地、板門店、金剛山など7回以上北朝鮮入りして取材。日韓メディアに寄稿している。

入国3カ月で任意加入 健康保険の“食い逃げ”で赤字198億円

公開日: 更新日:

 韓国には「4大保険」と呼ばれる社会保障制度がある。国民年金、健康保険、雇用保険、産災保険だ。いずれも外国人も適用対象だが、外国人労働者の増加で社会問題化しているのが健康保険。「職場加入者」と「地域加入者」に分類され、今月18日の改正法施行まで入国後3カ月を経過した外国人労働者は任意で加入できた。それが、健康保険の悪用を招いた。

 企業に雇用された外国人は職場加入者となる。在外同胞のほか、零細企業勤めで雇用主の都合によって職場加入ができない場合などは地域加入者になる。保険料率は原則、所得の6.24%(職場加入者は労使折半)。どちらの加入者も、自己負担2~6割で医療を受けられる。国民皆保険制度を取らない国から来れば、オイシイ仕組みに映るのかもしれない。

 外国人の地域加入者の中に、5年間で300万ウオン(約30万円)の保険料納付で6億ウオン(約6000万円)相当の医療を受けたケースがあった。別の事例では30万ウオン(約3万円)納付で2億5000万ウオン(約2500万円)の恩恵にあずかるなど、そのギャップは800倍以上に開いていた。結核患者の中には40万ウオン(約4万円)の納付で9000万ウオン(約900万円)の優遇を受けたり、2990ウオン(約290円)で4500万ウオン(約450万円)を超える医療費を使い、1万5227倍ものレバレッジをきかせた外国人もいた。

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