IWC脱退のキーマン 二階幹事長が地元で「神様」の笑止千万

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「幹事長が地方の声を官邸に届けてくれた。神様みたいだ」――。

 古式捕鯨発祥の地をうたう和歌山・太地町の三軒一高町長は記者団に語った。26日、政府が国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を正式表明後、自民党本部であった捕鯨議員連盟の会合は異様な熱気に包まれた。

 約30年ぶりの商業捕鯨再開に踏み切ったキーマンに、政府関係者は「山口と和歌山の政権ツートップ」を挙げ、安倍首相と二階幹事長の関与を示唆。太地町を選挙区に抱える二階幹事長は、この日も三軒町長に「(捕鯨を)徹底的にやれ」とハッパをかけたというが、日本の国際機関からの脱退は極めて異例だ。戦前に孤立化を深めた国際連盟脱退すら想起させる。

 脱退によって、むしろ鯨の供給量が減るとの指摘もある。IWCに残るノルウェーやアイスランドからの輸入が途絶えるためだ。

 水産庁によると、年間消費量とほぼ同じ約3000トンの冷凍鯨肉が在庫に眠る。国際批判を招いてまで鯨を食べる必要があるのか。そこまでして、安倍首相や二階幹事長を喜ばせたいのか。

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