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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

グローバル化への反動が生んだ世界で頻発する隣国間紛争

公開日: 更新日:
カシミール地方で砲撃再開。死亡したパキスタン軍兵士の葬儀(C)ロイター

 隣国同士の紛争が世界レベルで目立ってきた。インドとパキスタンの国境対立が再びエスカレート。領有権を巡って係争中のカシミール地方で軍事的緊張が高まっている。両国はともに核保有国だ。最悪の事態を避けるため、緊張緩和を探る動きもあるが、紛争収束の兆しはまだ見えない。

 核保有国… 

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