明石順平
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明石順平弁護士

1984年、和歌山県生まれ。東京都立大法学部、法大法科大学院卒。労働事件、消費者被害事件を主に担当。ブラック企業被害対策弁護団所属。著書に「アベノミクスによろしく」「データが語る日本財政の未来

カサ上げ常態化 内閣府が公表したのは検証不可能な“内訳”

公開日: 更新日:

 GDP膨張に大きな役割を果たす「ソノタノミクス」についてお話しします。前回指摘したGDP改定要因のうち、国際的算出基準である「2008SNA」と全く関係がない「その他」の部分について、2016年12月のGDP改定当時の資料には詳細な数字の内訳がありませんでした。そこで、拙著「アベノミクスによろしく」の担当編集者が内訳を開示してほしいと内閣府に問い合わせたところ、こうした回答がありました。

〈「その他」は平成23年基準改定のうち、「2008SNA対応」を除いた部分になりますが、産業連関表の取り込み、定義・概念・分類の変更、その他の推計方法の変更(建設コモ法の見直し)等々が含まれ、様々な要素があり、どの項目にどれほど影響しているか等の内訳はございません〉 内訳がないのだから検証不可能です。これでますます疑惑が深まることになったのですが、内閣府は改定から1年以上も経過した17年12月22日になって「その他」の「内訳表に近いもの」を公表しました。なぜ「近いもの」なのかと言うと、その内訳表の数字を合計しても「その他」と一致しないからです。また、内閣府自身が、この内訳表の項目以外にも要因があると説明しています。

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