高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

ゼロサムのプラマイゼロを連想させる新元号「令和」の響き

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 あと半月で平成の時代が終わる。平成をその文字から見れば「平らに成る」と読める。典拠となった中国古典「書経」の「地平天成」と、同じく「史記」の「内平外成」はともに、世の中が平穏に治まるとの意味が込められているが、果たして現実はどうであったか。平成はその言葉から得られる感覚とは全く異なる時代であった。

 まず平成7年にはオウム真理教による地下鉄サリン事件が発生。この世界でも例を見ない同時多発テロが東京のど真ん中で起きたかと思えば、平成9年には当時14歳だった「酒鬼薔薇聖斗」による神戸連続児童殺傷事件が発生した。少年事件が凄惨かつ凶暴化していったのも、平成時代の特徴である。

 平成はまた大災害の時代でもあった。平成7年の阪神・淡路、そして平成23年の東日本と多大なる犠牲者を生じさせた2つの大震災をはじめ、平成2年から3年にかけての長崎県・雲仙普賢岳、平成12年の北海道・有珠山、平成26年の長野、岐阜両県をまたぐ御嶽山の噴火。昨年だけでも岡山、広島、愛媛3県に甚大な被害をもたらした西日本豪雨や、道内全域停電を招いた北海道胆振東部地震と、枚挙にいとまがないほどである。

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