「鵺みたいな存在」神津連合会長が指摘する自民党の巧妙さ

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 本来なら連立政権に向けての問題意識を共有しなきゃいけない。参議院選挙といえども、2つの党がバッティングしていて、果たして戦いになるのかどうかを有権者は見ていると思います。それで投票所に足を運ばなくなれば、1強政権はシメシメです。ですから有権者に、野党が力を合わせていると思ってもらえるかどうかは、とても重要。

 選挙結果を左右する。その時に、野党第1党の立憲民主の枝野代表がどこまで懐を深く持っているのかどうか。一時期に比べれば変わってきました。参院選の32の1人区で候補者を一本化できた。とはいえ、かつて「立憲民主をまず強くする、そのことが全てだ」という感じでやってきていましたので、その残像は強い。我が党ありきではいけないと思います。

 ――野党が戦う相手は政権与党のはずです。

 そうなんです。ところが立憲民主と国民民主の違い、連合との違いばかりを目立たせてしまっている。例えばエネルギー政策では、野党も連合も基本は同じ「原子力依存からの脱却」です。一方で、政権与党は「原子力を使い続ける」と言っているわけですよ。その割には「新規増設」については曖昧な状態で、都合の悪いことは明確にしない。これも鵺ですよね。いずれにしても、原子力からの脱却にはなっていないので、本来、野党内の小さな違いよりも、政権与党との大きな違いこそ目立たせるべきなのです。そのためにも、野党が大同団結することの意味は大きい。

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